
鈴木トオルさん ロングインタビュー
WEBマガジン「Soul Relations(ソウル・リレーションズ)」2回目のプレミアム・インタビューは、毎年、年間150本にも及ぶライヴをされていらっしゃる、鈴木トオルさんの登場です。2010年の春にニューアルバム「A LA MODE(アラモード)」をリリースされたトオルさんに、誰にとってもけっこう大切な話をいくつか伺いました。

■プロフィール
1985年、LOOKのリード・シンガーとして『シャイニン・オン・君が哀しい』でデビュー。新人として異例の大ヒット曲『シャイニン・オン・君が哀しい』により年間150本ものコンサートをこなす人気グループになり、LOOKの顔として4年間活動する。
1989年12月31日LOOKを脱退。LOOK脱退後もソロ・シンガーとして新たな音楽境地を切り開き、13枚のアルバムと14枚のシングルをリリース。身近に感じる「愛」をテーマにした多くの作品は、彼の優しさを表しファンを魅了し続けている。特徴のあるハイトーンの歌声は、ノエビア化粧品や欧州車アウディなどを始めとしたCMで楽曲が使用される。
また最近では、楽曲の永遠性をテーマに新レコーディングした音楽配信先行リリースの「シャイニン・オン君が哀しい〜FO R NEWAGE」がネット上で話題になり、21社の音楽配信会社から配信され、YAMAHA運営の音楽サイトでは1位も獲得した。
ライヴ活動にも精力的に力を注ぎ、東京は勿論、各地で「Love in City〜」と題したアコースティック・ライヴを行い好評を得、年間100本以上のライヴを展開している。中でも、弾き語りによるライヴが今までと「ひと味違う・・」との声を呼び、更なる音楽の幅を広げている。
また多くの趣味人でもあり、音楽以外でも異業種のプロ達との親交も深く、車や旅雑誌などにも活動を拡げている。
特に「食」との関わりが深く、多くの料理人との交流を持ち、意気投合した友人料理人達と共に海を越えヨーロッパの旅「星付きレストラン食い倒れツアー」も行い、フランス、イタリアの星付きリストランテは殆ど網羅している程。そんな友人関係から生まれたディナー&ライヴの親友企画も定期的に行われ、新たな固定ファンを掴んでいる。
鈴木トオル オフィシャルサイト
インタビュー・文 / 渡辺末美
「四捨五入すると、100歳になっちゃったけども(笑)」
──今回お世話になるWEBマガジンは、心でつながっていく人を増やしたいという思いも含めて、「ソウル・リレーションズ」というタイトルにしたのですが、この言葉はネイティブ・アメリカンのあいだでは深い意味があって、「これまで何度もともに旅をしてきた者(魂)たち」ということもあるようです。
「なるほど」
──そして、このサイトでは、いろいろなコラムを通して、「理想の大人を探す旅」とか、「元気な大人をつくっていきたい」といった方向に向かっていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
「はい、よろしくお願いします」
──トオルさんは現在、ツアーの真っ最中で。
「ツアーというか、年がら年中ライヴをやっていますよね(笑)」
──そうですよねぇ。多いときで何本くらい、ライヴをされていらっしゃいますか。
「こういった生活をここ3年やってきて、いま4年目なんですけど、最初の年からどんどん増えていって、……最初の年から120本以上、ライヴをやっていたのね。で、それが去年は153本、だったかな。
それは、いわゆるライヴハウスとか、コンサートのようにするライヴばかりではなくて、カフェとか、いろんな場所でやっているから」
──ものすごい数ですね。
「そうだね。それで、そんな感じでずっとやってきて、3年間ほとんど休むことなく、とぎれることなくやっているから、ずっとツアーをしているというか……、これってどういう感覚なんだろうね」
──その旅の感覚というのは、……「旅」というと楽しそうに聞こえますが(笑)。
「うん。楽しいですよ。ぼくはね」
──あぁ、そうですか。
「うん。ぼくはね、ライヴの本数が多くて嫌だと思ったことは、あんまりないんだよね」
──喉の調子も含めて、ハードさ加減というのは。
「もちろん、それだけずっとやっていれば、たまに喉の調子が悪くなるとか具合が悪いときもあったけど、その渦中にあるときは、”大変だなぁ” と思ってやっているけど、過ぎてしまうと、なんてことないよね。別にそういうことをあんまり思い返さないもんね」
──体力的な部分は、いかがですか。
「体力的な部分は、……四捨五入すると、いま100歳になっちゃったけども(笑)」
──はははっ! なるほど(笑)。
「ねっ!?(笑)。そうなんだけど、その辺もあんまり意識していないよね。もともと、数年前から “歌い手としての最低限の努力はしないといけない” と思っていたので、そのために、体力づくりというほど大げさなものではないんだけど、せめて “唄える躰にしておかなければならないな” という程度の運動だけは、してきたんです」
──なるほど。
「たとえば、腹筋をつけなきゃとか、背筋をつけなきゃとかね。そういう運動だけは、欠かさずにずっとしてきているので、最近は体力的に心配になることは、あんまりないね」
──旅先でもされるんですか。
「うん。ホテルでもする」
──そうなんですね。
「ホテルでも朝晩、必ず」
──ライヴが終わったあとも、ですか。
「うん。ライヴが終わったあと、ホテルに戻って、風呂に入ってね。そのあとにします。寝る前にね」
──それ、すごいですね。
「筋肉をつける運動というのは、夜やらないと筋肉がつかないから」
──えっ!?
「朝とか昼に、一生懸命筋肉をつける運動をしても、なにもつかないからね。夜、寝る前にしないとね」
──それは、どんな運動を。
「ぼくがやっているのは、寝転がって膝を立てて、躰をひねる運動。そうすると、お腹の横の筋肉も全部一緒に動くから。で、背中も少し動くから背中にも筋肉がつくのと、腹筋運動は、普通に寝転がって足を上げるやつ。そういうのをやったりとか」
──それは食べていても平気なんですか。食後でも。
「全然かまわないと思うけどな。まぁ、ぼくも自己流だから、その辺は適当だけど」
──それを何セットくらい。
「30回ずつ、ひねりと足上げと、もう一回足上げに戻って、それから腕立て伏せを50回やるのね。それを、3セットずつ」
──えっ! 1時間くらいかかるんじゃないですか。
「そんなにかからない。30分もあればできるんじゃないかな。朝はストレッチを。スジを伸ばす運動だけをしてね」
──ほぼ毎日、欠かさずに。
「欠かさずにですね。今朝もやってるし、昨日、寝るときもやっているし」
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